聴く、話す、書く コミュニケーション仕事術

聴く、話す、書くを仕事にしてきたライター林が、すぐに役立つコミュニケーション術を紹介します。

Q初対面の人とうまく話すにはどうしたらいいですか。

よく聞かれる質問です。

別にうまく話そう、なんてしなくてもいいと思います。

相手が日本人で、あなたも日本人だとしたら、とりあえず言葉は通じます。

よかったですね。

あなたが何か言えば、会話は成立するということです。

 

一番大事なのは、相手に興味を持つことです。

別に流暢に、かっこいいことを言わなくても、男性には「仕事は●●なんですか」とか、おしゃれな人には「その持ち物、素敵ですね」とか、ワインを飲んでる人がいたら「ワインが好きなんですか」とか、何か興味を感じたことを、そのまま口に出せばいいんです。

もちろん、興味を感じたからといって、相手をバカにするような言い方をしては絶対に言ってはいけませんけどね。

あるいは、相手とあなたの共通点がわかっていたら、それについて話をしてみるのもいいと思います。

出身地、学校、職場、趣味、過去に住んでいた場所、過去に行ったことのある観光地、海外旅行の経験など。

 

相手にとくに興味がなく、共通点も見つからない人と話さなくてはならない場合もあります。

そういう場合、有効なネタは「どこからどうやって来たか」です。

これは東京に住んでいる人にとって最強のネタです。

たとえば、銀座での会合だったら、JRでも、地下鉄でも、いろんな行き方があるからです。

「私は●●線であそこで乗り換えて●●駅からきたんですけど、そっちのほうが近かったですかね」などと言って、相手を喜ばせてあげてください。

自分のほうが賢く、ベストな選択をしていると思うと、人は優越感を感じ、いい気分になるものだからです。