聴く、話す、書く コミュニケーション仕事術

聴く、話す、書くを仕事にしてきたライター林が、すぐに役立つコミュニケーション術を紹介します。

初対面の人と緊張せずに話をする方法

ネットでコミュニケーションに関する記事を読んでいて、ふと思い出しました。

私はコミュニケーションを誰かから学んだことはありません。

 

でも、初対面の人に話を聞く行くのが、私の仕事です。

「初対面の人と何時間も話ができるなんて、すごいですね」などと言われることがありますが、まったく緊張しません。

なぜかというと、必死だからです。

緊張するのは、「自分がどう思われるか」を過剰に気にするからではないでしょうか。

私の場合は、基本的に聞きたい話があるから、人に会いに行くわけです。

せっかくお会いできた人に、この話をしてもらわなくちゃ、わからないことがあったらその場で質問しなくちゃ、と頭の中ではそういった複数の目的が渦巻いているので、「自分がどう見られているか」はあまり気にしていません。

「あまり」なのは、まったく気にしないというのは、うそになるからです。相手に対して失礼なふるまいをしないように、それは気をつけています。

 

おそらく「この人、頭、悪いかも」と思われてることが多々あると思います。

何度も同じようなことを言わせてしまうこともあるので…。

実際に「先ほど申し上げました通り……」と何度も言われることがあります。

それは、今の話とさっきの話がどうつながってるかを、私が理解してないからですが、話してる人はあたり前のことでも、聞いてるほうはそれをいってくれないと、理解できないわけです。

さっき聞いたことの上に、今の話が乗っかっているとか、そういう構図を把握するのは難しいですから。

でも、「頭が悪い」と思われてもいいんですよ。

頭の悪い私に向けて、わかりやすく、ものすごく丁寧に話してくださればそのほうがうれしいことです。

 

初対面の人とのコミュニケーションで大事なのは……相手の話を一生懸命聞くことではないでしょうか。当然のことなから、私が話すのは質問だけです。私の考えはどうでもいいからです。逆に、何か質問されたら答える、そんな程度です。

とにかく、言いたいことを吐き出していただくのです。話が多少ずれても、そのまま聞いています。そんなことをしていると、ほとんどの方が、予定時間をオーバーするほど語ってくださいます。

そもそも、ちょっと頭は悪そうだけど、話を一生懸命聞いている私を、人はそんなに冷たくしたりしないものですよ。

もちろん、そのためには、何を聞きたいのか、何がわからないのか、会う前に考えておく必要があります。

 

【まとめ:初対面の人と緊張せずに話をする方法】

①何を聞きたいのか、あらかじめ決めておく。

②自分から質問して、相手の話を一生懸命聞く。

③「頭が良さそう」と、思われようとしない。