聴く、話す、書く コミュニケーション仕事術

聴く、話す、書くを仕事にしてきたライター林が、すぐに役立つコミュニケーション術を紹介します。

【書く】事実を伝える

私はエッセイスト、コラムニストではなく、取材をして情報を提供するために原稿を書いています。

ですから、大事なのは事実を伝えることです。

事実を読者にわかりやすく伝えるにはどんな構成にして、どんなふうに紹介すればいいのか、それを考えに考えて原稿を書いています。

 

例えば、あるイベントに取材に行ったとしたら、

・どんな主旨で、どんな背景があって

・対象は誰で、

・誰がどんなことを行っていて、

・参加者の反応はこうで

・ギャラリーの反応はこうで、

・このイベントにはこんな意味がありました

みたいなポイントを押さえて書くわけです。

でも、どの順番で紹介するか、どこをメインに紹介するか、それは書く人によって微妙に違ってきます。

 

だから、自分の個性を出そうとか、そんなことは考えていません。

個性を主張する必要はないからです。

結局、事実の伝え方の中に、個性は醸し出されるものだと思うんですよ。